はなび唄
*
「にしても体育館あついねー!」
真琴はタオルで汗をふいている。
体育館の中は熱気でつつまれていた。
ほんと暑い…。
外にいたら焼かれて、今度は蒸されるとか…。


「ほんとそれ、健太どこにいんのー?」
「私が知りたい。てか真琴そろそろ健太先生のこと呼び捨てはまずいんじゃないかな…。」
「いいのいいの、だって健太だよーっ
それに会ったらちゃんと先生つけるからさ。」
ちょっと待って。
そう言う問題かな~。
「一応、先生だよ?」
「知ってるよ!!会ったら健太先生って呼ぶから~。ほら探すよ!」
しょうがない。
今は探すしかないでしょ…。
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