ヒロインのあの子と脇役の私
謝る雄輝に気にしてないよ。と伝え私は自宅近くの公園に向かった。
私と春崎さんは正反対だ。
見た目、性格、話し方。全てが違う。
「凌が私を好きになる可能性なんて最初からなかったのに、勝手に傷ついている自分が悪いよね…」
そう小さく呟き目を瞑る。
『お前が親友で良かったよ』
私もだよ。恋人としては隣にいれなくても、友達として、凌の友達として隣にいさせてね?
凌が私と友達関係できることを望んでいるの。
凌が望んでるんだったら私もそれを望むよ。
「バイバイ…。
私の好きな人。」
これからは親友として、よろしくね。凌ーー。