君が側で笑ってくれるから
♡出会い♡
僕は町田数希17さい。
お笑い芸人を目指してる男子高校生。
今日は芸人育成プロジェクトのオーディションで、このオーディションに僕は賭けていた。
「エントリーナンバー24番、町田数希さん。ネタの方お願いします。」
「町田数希です。よろしくお願いします。」
僕は全力でネタを披露した。
自分でもわかっていた才能がないこと。
僕のネタは面白くない事。
でも、今まで気づかないふりをしていた。
「えーっと町田くんだっけ、君ねどうして芸人になりたいの?なんで今年受けたの?」
「はい。僕は人の笑った顔が見たいんです。僕の両親は笑わない人だったので、僕は人の笑った顔が見たいです!!!今年受けた理由は、、、今年高校3年生で来年卒業なので、今年がラストチャンスで、、、就職活動のつもりで、受けました!!!」
「へぇー。町田くんさ。笑った顔見れないよこんなんぢゃ。ダメダメ。全然ダメ。ラストチャンス?就職活動?バカにしてるの?他の人見てごらん。みんな30過ぎても芸人目指してるの。本気なんだよ。なめてるならやめちゃいな。はいお疲れ。不合格です!!」
心に刺さった。
芸人育成に関わってる方に、ハッキリとなんとなく気づいてた事をいわれて立ち直れないくらいショックだった。