君が側で笑ってくれるから
そんな僕が人生最高の負のオーラを出しながら海岸で波を眺めていたら。

隣でギターを持って歌い始めた女の子がいた。

すごく綺麗な歌声ですごく素敵な曲。



彼女は歌い終わるとこっちを向いて笑った。



「なんだよ。なんで笑ってるの?」


「ホンマにオモロイわー!!
どうしたん?そんな落ち込んで。」


「別に、、、。」


「悲しい事あったん??
あ!その制服!もしかして西校のひと?」


「西校だけど。君は?」


「わたし明日から西校生。
奈良県から来ました、白石美音です。
よろしくね!!!何年生?」


「転校生か!!3年生。町田数希よろしく」


「同じ!わたしも3年生!!」


「お!同級生か!!!」



この時はただ素敵な子だなって
僕は思っていた。





「ぢゃぁまた明日学校で会えるね!!」


「そうだね、また明日。」
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