私を助けてくれた人
寒い…私は冬なのに半袖、短パン、裸足で外を歩いている…私は人のいない道を通る…頭に響くのはお母さんの声
「どうして…あんたさえいなければ…あんたさえいなければ!」


私はお母さんの声が響く頭を抑えうずくまる…

寒い…あしが痛い…足のうらをみるとガラスの破片が刺さっている…


私はガラスの破片を手でひき抜いた。


そこから真っ赤な血が出てくる。白い雪を赤で染めていく。


歩いて30分公園を見つけた。


その隣には自動販売機がある。


私は、自動販売機にもたれかかり目を閉じた。


自動販売機の隣は暖かかった。
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