【BL】お荷物くんの奮闘記
「いいんですよ、予備がございますので」
引きつった笑みになっていたのに気付かないリュータが、心底ほっとした様子でこちらに駆けてきた。
「ユウジ、怒られなかった!」
「うん……よかったな……」
リュータの代わりに話を聞くと、どうやら遡って記録可能な魔物の数を上回っていたがためにショートしたらしい。結局、割れる直前までで読み取れた分の報奨金を受け取るということで話はまとまった。
そういえば、この世界で自分と再会する前のリュータがどこで何をしていたのか、全く聞いていない。
後で聞いてみよう、とカウンターで用意される報奨金を待つ。しばらくののち、カウンターの空のトレイにカジノ漫画のような山積みの硬貨が用意された。
待てあの量を持って歩くのか。
青褪めていると、隣でリュータも眉を下げて心配そうな顔でこちらを見上げてきた。
「お待たせしました。報奨金がこちらになります」
他のギルドメンバーの分かもしれないという淡い期待は打ち砕かれた。
「えっ……どうしよう、ユウジ」
引きつった笑みになっていたのに気付かないリュータが、心底ほっとした様子でこちらに駆けてきた。
「ユウジ、怒られなかった!」
「うん……よかったな……」
リュータの代わりに話を聞くと、どうやら遡って記録可能な魔物の数を上回っていたがためにショートしたらしい。結局、割れる直前までで読み取れた分の報奨金を受け取るということで話はまとまった。
そういえば、この世界で自分と再会する前のリュータがどこで何をしていたのか、全く聞いていない。
後で聞いてみよう、とカウンターで用意される報奨金を待つ。しばらくののち、カウンターの空のトレイにカジノ漫画のような山積みの硬貨が用意された。
待てあの量を持って歩くのか。
青褪めていると、隣でリュータも眉を下げて心配そうな顔でこちらを見上げてきた。
「お待たせしました。報奨金がこちらになります」
他のギルドメンバーの分かもしれないという淡い期待は打ち砕かれた。
「えっ……どうしよう、ユウジ」