『短編8P』愛の果て・歪む愛
歪む愛
リビングの上、成美は愛する男の下で荒い息を吐きながら『その時』を待っていた。
愛する男の掌が、自分の首すじにゆっくりと落ちて来た時、成美はそっと目を開けた一一一。
愛する男が、すぐそこにいた。
やっぱり、愛してる……。
そう思ってしまう。
『お前みたいなしつこい女は、大嫌いだ!』
ついさっき、目の前のこの男にそう言われたと言うのに。
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