思い出屋さんのゆううつ
約束通り、次の日から男の子はヨモギさんのお家に遊びに来るようになりました。
おひさまがお家の真上に昇る頃、たくさんのおもちゃを詰めたリュックサックを背負ってやってくる男の子に、ヨモギさんの生活も変わります。
まず、お昼ご飯の時間までうとうとと長椅子に座っていたヨモギさんが、朝早く起きるようになりました。
男の子におやつを作るためです。
冷たい井戸水で顔を洗って、とっておきのお洋服に身を包んだヨモギさんは、えっほえっほと丘を下りて村に向かいます。
今までお客さんから届くお礼の食材だけでご飯を済ませていたものですから、なにぶん材料がないのです。
はちみつ、バター、生クリームにチョコレート。
お店の人とおしゃべりなんかして、全てがそろう頃にはもうお昼近く。
今度はえっほえっほと丘を登って、ドーナツやらクッキーやらが出来上がる頃、トントントンと木の扉をノックする音が聞こえてくるのでした。
おひさまがお家の真上に昇る頃、たくさんのおもちゃを詰めたリュックサックを背負ってやってくる男の子に、ヨモギさんの生活も変わります。
まず、お昼ご飯の時間までうとうとと長椅子に座っていたヨモギさんが、朝早く起きるようになりました。
男の子におやつを作るためです。
冷たい井戸水で顔を洗って、とっておきのお洋服に身を包んだヨモギさんは、えっほえっほと丘を下りて村に向かいます。
今までお客さんから届くお礼の食材だけでご飯を済ませていたものですから、なにぶん材料がないのです。
はちみつ、バター、生クリームにチョコレート。
お店の人とおしゃべりなんかして、全てがそろう頃にはもうお昼近く。
今度はえっほえっほと丘を登って、ドーナツやらクッキーやらが出来上がる頃、トントントンと木の扉をノックする音が聞こえてくるのでした。