スーゼントの怨霊
普段、ゴーストハンター達は宙に浮いたり、素早く動き回ったりする幽霊と戦わなければならない。
そういう場合は飛び道具である、ボーガンや銃、時にはブーメランや投げナイフなどを使用して撃破する。
近距離戦には刀やハンマーやナックルグローブなどで霊を蹴散らすのだ。
もちろん、全て改良してあり、銃弾の鉛は悪霊の怨みを加工弾に凝縮した物や霊魂を物体化させた物など特殊な能力を持った武器を使用している。

ゴーストハンター達は魔神を飛び道具で攻撃、その間にエクソシスト達が除霊の呪文と聖水をふりかける。
魔神は体の至る所から煙をあげ、苦しんでいた。

ハンター達が魔神を引きつけている隙に子供と女、合わせて十七人の村人が焼け道を走って逃げていく。
ハデスが気付いた時には契約範囲外に出てしまっていた。
「俺を見くびるなっっ!追えっ!フィヤンレキス!」
自分の体を犠牲にして生んだ魔物は視界の範囲内なら移動出来るという契約を聞いていた。
ハデスはいつか使えるとずっと忘れずにいた。
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