メテオ
仲良し公園が見えたとき、入口の電灯の下に誰かが立っていることに気づいた。
その場で息を整えてから、ゆっくり歩く。
粋月くんを驚かせようとか、そういうのではない。
ただ、走ってきたなんて、すごく粋月くんに会いたかったみたいで恥ずかしかったから。
「粋月くん?お待たせ!!」
「おぉ!来たか!」
やっぱり、人影は粋月くんで、外灯の光に白い歯が反射している。
「よし!天体観測を…って何そのリュック!」
そう言いながら、粋月くんは私を見て驚いた。
「えっと、天体観測のプリントと鉛筆と消しゴムと、それからお菓子!」
パッと笑顔でリュックを見せると、あまり興味がなさそうに違う方を向いた。
もしかして、お菓子嫌いなのかな?
少しだけ落ち込みながら、リュックを背負う。
そんな粋月くんは、首に双眼鏡をぶら下げて、片手にプリントと鉛筆を持っているだけだった。
「えっと、じゃあ、さっそく天体観測をするぞ!!」
そう言って、粋月くんはその場に座り込む。
私もそれを見て、横に座り込んだ。
「そういえば、どうして今日なの?夏休みまだあるよ?」
私がプリントと鉛筆を出しながら聞くと、粋月くんは得意気な顔をした。
その場で息を整えてから、ゆっくり歩く。
粋月くんを驚かせようとか、そういうのではない。
ただ、走ってきたなんて、すごく粋月くんに会いたかったみたいで恥ずかしかったから。
「粋月くん?お待たせ!!」
「おぉ!来たか!」
やっぱり、人影は粋月くんで、外灯の光に白い歯が反射している。
「よし!天体観測を…って何そのリュック!」
そう言いながら、粋月くんは私を見て驚いた。
「えっと、天体観測のプリントと鉛筆と消しゴムと、それからお菓子!」
パッと笑顔でリュックを見せると、あまり興味がなさそうに違う方を向いた。
もしかして、お菓子嫌いなのかな?
少しだけ落ち込みながら、リュックを背負う。
そんな粋月くんは、首に双眼鏡をぶら下げて、片手にプリントと鉛筆を持っているだけだった。
「えっと、じゃあ、さっそく天体観測をするぞ!!」
そう言って、粋月くんはその場に座り込む。
私もそれを見て、横に座り込んだ。
「そういえば、どうして今日なの?夏休みまだあるよ?」
私がプリントと鉛筆を出しながら聞くと、粋月くんは得意気な顔をした。