メテオ
数分くらい眺めて、ふと持っているプリントのことを思い出した。
そうだ!これをスケッチしないと!
「すごいね!これなら皆に自慢……。」
そう言いながら粋月くんを見たとき思わず、声が出なくなった。
キレイ、その言葉しか思い浮かばない。
まっすぐ星を見る大きな瞳が、あんなに嬉しそうな表情が、粋月くんが、キラキラ輝いてみえる。
このまま流れ星と一緒に消えてしまいそう。
そのくらい、キレイ。
この時、私の心臓がギュッと苦しくなって、喉の奥が熱くなった。
「…え?ごめん、何か言った??」
粋月くんが聞き返したけど、思わず違う方向を見てしまう。
あれ?私どうしたんだろう?
「スケッチ、スケッチしなきゃ!」
なぜか慌ててそう言うと、粋月くんもそうだな!と言って、描き始めた。
粋月くんの、鉛筆で書くシャッシャッという音が、とても心地いい。
あ、お願い事忘れてた!
流れ星に夢中で考えてなかった。
そう言えば、私のお願い事ってなんだろう?
流れ星を眺めながら、考える。
看護師になれますように?
お正月のお年玉を沢山もらえますように?
色々考えたけど、なかなかピッタリ当てはまるようなお願い事が浮かばない。
粋月くんをチラッと見ると、笑っている粋月くんと目が合った。
また慌てて目をそらす。
…そうだ!
【また粋月くんと流れ星が見れますように。】
これが今の私の願いだ。
しっかり3回お願いして、またスケッチを始める。
「…いつか言えたらな。チキンかよ俺は。」
そんなポツリと呟いた粋月くんの言葉は、私に届かないまま、流れ星と一緒に消えていった。
何だか体が熱くて。
何だか声もおかしくて。
急に距離が近くてドキドキして。
これが恋だと知るのは、もう少し後のことだった。
そうだ!これをスケッチしないと!
「すごいね!これなら皆に自慢……。」
そう言いながら粋月くんを見たとき思わず、声が出なくなった。
キレイ、その言葉しか思い浮かばない。
まっすぐ星を見る大きな瞳が、あんなに嬉しそうな表情が、粋月くんが、キラキラ輝いてみえる。
このまま流れ星と一緒に消えてしまいそう。
そのくらい、キレイ。
この時、私の心臓がギュッと苦しくなって、喉の奥が熱くなった。
「…え?ごめん、何か言った??」
粋月くんが聞き返したけど、思わず違う方向を見てしまう。
あれ?私どうしたんだろう?
「スケッチ、スケッチしなきゃ!」
なぜか慌ててそう言うと、粋月くんもそうだな!と言って、描き始めた。
粋月くんの、鉛筆で書くシャッシャッという音が、とても心地いい。
あ、お願い事忘れてた!
流れ星に夢中で考えてなかった。
そう言えば、私のお願い事ってなんだろう?
流れ星を眺めながら、考える。
看護師になれますように?
お正月のお年玉を沢山もらえますように?
色々考えたけど、なかなかピッタリ当てはまるようなお願い事が浮かばない。
粋月くんをチラッと見ると、笑っている粋月くんと目が合った。
また慌てて目をそらす。
…そうだ!
【また粋月くんと流れ星が見れますように。】
これが今の私の願いだ。
しっかり3回お願いして、またスケッチを始める。
「…いつか言えたらな。チキンかよ俺は。」
そんなポツリと呟いた粋月くんの言葉は、私に届かないまま、流れ星と一緒に消えていった。
何だか体が熱くて。
何だか声もおかしくて。
急に距離が近くてドキドキして。
これが恋だと知るのは、もう少し後のことだった。