きっと、もっと、知りたい。




「…え、」


ちら、と〝ユッキー〟の方を見ると、目が合った。

慌てて逸らして、もう一度。

…なんで、こっち、見てるの。

絡まったままの視線に、目が離せなくなった。




「ユズ?どうかした?」


友達に名前を呼ばれてやっと、我に返る。

…びっくり、した。



もう一度彼の方を見たけれど、もうみんなと話していて、こっちは見ていなかった。


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