メニュー
きっと、綺麗なだけじゃない 土くさく泥臭く過ごしてきた 2人の思い出 2人だけの思い出 2人だけの秘密 綺麗事ばかりじゃない結婚生活も ふとした瞬間、輝き出す
どこの町とは書いてないですから、みなさんそれぞれ思い思いの港の花火が浮かぶ作品です。 ちなみに自分は、小樽の花火が浮かびました。
カラフルに色付いていた毎日が 時の流れと共に色褪せて見えて。 そんな時に年々、会話も少なめの夫から 突然の誘いーーー 「花火、観に行こうか?」 この一言から物語は始まります。 色褪せたと諦めつつあった毎日が 彼からのこの一言により再び色づき始めます。 けれど読み進めるうちに気付きます。 色褪せたと思っていた毎日は 気付けなくなっていただけで 何一つ変わっていなかった事に。 あの日、あの時の彼との思い出が 鮮明に心に記されている事を。 再び二人の頭上にある 星天に輝く色鮮やかな花火のように。 この物語にも少し登場する 主人公達の娘のお話「明日も晴れ」と そして花火を題材とした タイトルに「星天」を含む 他作品も合わせてお薦めします。是非。