君の隣にいたいんだ。
君の隣にいたいんだ。




「んー、いい天気。ね、侑斗」


私は大きく伸びをしながら隣を歩く幼馴染みの侑斗を見たが、彼はイヤホンをしたまま歩いて行く。


「いつか事故るぞー…」


すねた顔で私がそう言っても彼は振り向かない。



侑斗は結局、学校に着くまでイヤホンをしたままだった。

< 1 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop