君の隣にいたいんだ。
侑斗はクレーンゲームで取ったハートのネックレスを持って、
またいつもと違う道を進んでいく。
「今日の侑斗は不思議な行動ばっかだねぇ」
やれやれという顔をする私を置いて、侑斗はどんどん歩いて行く。
途中で花屋に寄ったり、公園のベンチで1人座ったりしながら侑斗は歩いて行った。
「あれ、この道って…───そっか…」
そして、行き先がやっとわかった私は侑斗に向かって微笑んだ────。