君の隣にいたいんだ。
「結局お前に会う決心がつかなくて、1年たっちまった…。
本当にごめん」
「ううん、来てくれてありがとう」
私がそう言って微笑みかけると、
侑斗はカバンからハートのネックレスを取り出して墓石の前に置いた。
「これ、お前欲しがってたよな。
お前がつけてるとこ見たかったな…」
侑斗の瞳に涙が1粒こぼれる。
私は置かれたネックレスにそっと手を重ねた。
「ありがとう。見せられなくてごめんね」