君の隣にいたいんだ。




すると、修二が突然静かに言った。




「…お前、これから先ずっとそのままでいいのか?」




「……」



侑斗は修二をチラリと見やると、何も答えず机に突っ伏してしまった。



「お前…───ガラッ」


修二が話を続けようとした時、担任が入って来た。



「席つけー。HR始めるぞ」



修二は侑斗の方を1度見ると、少し悲しそうな顔で自分の席に戻って行く。





私が侑斗の方を振り向くと、彼も少し悲しそうな顔をしていた────。



< 3 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop