職場恋愛
階段めがけてズカズカ歩いていると、近くにいた青葉さんが急にバックしてきて突撃してしまった。
ちゃんと後ろ確認しなさいよ。
もう、ムカつくなぁ。
「あ、悪い」
顔だけ私に向けて謝る青葉さんを睨む。
「別にいいのでどいてください。そこにいられると通れません」
「そんなに怒るなよ。わざとじゃないっつーの」
ぶつかられたことでイライラしてんじゃないのよ。
それくらい分かって。
「いいからどいてください!!」
自分でも驚くくらい大きい声を出してしまって、周りのお客さんたちにも見られた。
もう、本当に最悪。
こんなんで喚くとか、子どもじゃん。
イライラし過ぎて泣きそう。
耐えて。耐えなさい、私。
ここは売り場。お客さんもたくさんいるんだから。
こんなに情緒不安定になったのは絶対店長代理のせい。
なにもあんなに怒らなくても良かったのに。
「なになに、泣くの?勘弁して」
泣かれたくなかったら早くどけよ。
邪魔。
「俺が泣かしたみたいになるからやめてくれる?」
やっとどいた青葉さんをもう1度強く睨んでそこを通ろうとした。
「ねえ。泣き顔で歩かないで」
は?
まだ泣いてないんだけど。
青葉さんに腕を掴まれて地味に痛い。
「はい、これあげるから拭いてから通って」
ちゃんと後ろ確認しなさいよ。
もう、ムカつくなぁ。
「あ、悪い」
顔だけ私に向けて謝る青葉さんを睨む。
「別にいいのでどいてください。そこにいられると通れません」
「そんなに怒るなよ。わざとじゃないっつーの」
ぶつかられたことでイライラしてんじゃないのよ。
それくらい分かって。
「いいからどいてください!!」
自分でも驚くくらい大きい声を出してしまって、周りのお客さんたちにも見られた。
もう、本当に最悪。
こんなんで喚くとか、子どもじゃん。
イライラし過ぎて泣きそう。
耐えて。耐えなさい、私。
ここは売り場。お客さんもたくさんいるんだから。
こんなに情緒不安定になったのは絶対店長代理のせい。
なにもあんなに怒らなくても良かったのに。
「なになに、泣くの?勘弁して」
泣かれたくなかったら早くどけよ。
邪魔。
「俺が泣かしたみたいになるからやめてくれる?」
やっとどいた青葉さんをもう1度強く睨んでそこを通ろうとした。
「ねえ。泣き顔で歩かないで」
は?
まだ泣いてないんだけど。
青葉さんに腕を掴まれて地味に痛い。
「はい、これあげるから拭いてから通って」