職場恋愛
「うわっ意外とある」


浴衣の袖を肩までまくってマッチョポーズを取る航の腕を触りまくる3人。

意外と、って。
失礼しちゃうわ。



「ねねね、誰が1番マッチョ?」


私とりんちゃんさんに気付いたつり目さんがマッチョポーズしながら聞いてきた。


誰が1番……。


全員の腕の筋肉を見比べると一目瞭然。


「山野さんです」


「まっ当然だな」


「うっそ!!俺じゃないの?」


まぁ、、島田さんも筋肉あるけど…。
山野さんの方がガタイもいいし。

あと、これは勝手なイメージだけど、島田さんは筋肉より脂肪が多そう。

いつもヘラヘラしてるからどうせ筋トレもろくにしてないに違いない。


「なんか、今すごい心の中で貶された気がする…」

「えっ!?」


やばい、、心読まれた…。


「そんなことないですよ!!山野さんがダントツなだけで他はみんな同じくらいって思っただけです!」


「はぁあ!?逢坂と同じぃい!?」


「ゆーちゃんって天然だよね」
「分かる」
「何食わぬ顔でとどめ刺すから怖い」


そんな…。
全然そんなつもりなかったのに…。


「つか」


急に低い声を出したのは山野さんだ。


「なによ」


それに対抗するりんちゃんさん。


「…………」


怖い顔でズカズカとりんちゃんさんに近寄って、何をするのかと思ったら…。


「ぎゃあ!どすけべ何すんの!」

「お前はアホか」



やっぱり気になっていたらしいりんちゃんさんの胸元を素早くしめた。


「どこ見てんのよこの変態!!!」

「露出狂のが変態だろ」



それを見て見ぬ振りしている後の3人…。


わ、私も開けてたらしめてくれる…かな。
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