職場恋愛
side 結
「逢坂病欠だからお前ら頑張って働けよ」
オープン直前に休憩室に顔を出した國分さんがそう伝えてそそくさと出て行った。
絶対あんたのせいだから!!!とイライラしてしまう。
昨日の逢坂さん明らかに元気なかったもんなぁ…。
病欠って、どうしたんだろう。
「あんたがやったのになんで逢坂が怒られたの?」
病欠の知らせを聞いて騒がしくなった室内。
責められているのは真鍋さんだ。
「ごめんなさい…」
「どう考えても無関係だったべ」
「ごめんなさい…」
「ちゃんと謝ったの?」
「ごめんなさい…」
いろんな先輩から責められて可哀想に思うけど、それよりもやっぱり逢坂さんが可哀想。
こんな時、逢坂さんだったらやっぱり止めるのかな。
「壊したやつの弁償も逢坂だろ?ふざけんなよ」
「ごめんなさい…」
え。
昨日はそんなこと一言も言ってなかった。
なんでもかんでも1人で溜め込んでムカつく!!!
「島田さん!逢坂さんの番号教えてください」
「ラブコール?はい、これ」
「違います!ありがとうございます!」
みんなが出勤した後、5分しかないけど今しかない。
いつも助けてもらってるけどムカつくから一言だけ許してください!
5コール鳴らしてようやく出た逢坂さん。
『もしもし』
「荒木です」
『あ、荒木さん』
「突然すいません」
『なんかあった?』
また。
人の心配して。
「そうやって人の心配ばかりしてるから病気になるんです。もっと自分のこと大切にしてください。以上です」
『……ふふ…何かと思えば。荒木さんそういうとこあるからな〜。
でもありがと。今日ごめんね』
「謝らないでください!逢坂さん何も悪くないんですから!」
『はい。じゃ、俺の分まで頑張って』
「失礼します」
ふぅ。
「逢坂病欠だからお前ら頑張って働けよ」
オープン直前に休憩室に顔を出した國分さんがそう伝えてそそくさと出て行った。
絶対あんたのせいだから!!!とイライラしてしまう。
昨日の逢坂さん明らかに元気なかったもんなぁ…。
病欠って、どうしたんだろう。
「あんたがやったのになんで逢坂が怒られたの?」
病欠の知らせを聞いて騒がしくなった室内。
責められているのは真鍋さんだ。
「ごめんなさい…」
「どう考えても無関係だったべ」
「ごめんなさい…」
「ちゃんと謝ったの?」
「ごめんなさい…」
いろんな先輩から責められて可哀想に思うけど、それよりもやっぱり逢坂さんが可哀想。
こんな時、逢坂さんだったらやっぱり止めるのかな。
「壊したやつの弁償も逢坂だろ?ふざけんなよ」
「ごめんなさい…」
え。
昨日はそんなこと一言も言ってなかった。
なんでもかんでも1人で溜め込んでムカつく!!!
「島田さん!逢坂さんの番号教えてください」
「ラブコール?はい、これ」
「違います!ありがとうございます!」
みんなが出勤した後、5分しかないけど今しかない。
いつも助けてもらってるけどムカつくから一言だけ許してください!
5コール鳴らしてようやく出た逢坂さん。
『もしもし』
「荒木です」
『あ、荒木さん』
「突然すいません」
『なんかあった?』
また。
人の心配して。
「そうやって人の心配ばかりしてるから病気になるんです。もっと自分のこと大切にしてください。以上です」
『……ふふ…何かと思えば。荒木さんそういうとこあるからな〜。
でもありがと。今日ごめんね』
「謝らないでください!逢坂さん何も悪くないんですから!」
『はい。じゃ、俺の分まで頑張って』
「失礼します」
ふぅ。