職場恋愛
『飯島さん、だっけ』
『おばさんと新人の間に入って問題が起きるたび楽しんでるよね』
『どう?今も楽しい?』
『僕はすごく楽しいよ』
『やっと、仕返しができる時間ができて』
『ウチのリーダーってうるさいからさ。邪魔で仕方ない。大きな荷物』
『飯島さんって、枕営業が得意なんだっけ』
『よく聞いてるよ、本社の方から』
『でも全然立場上がらないね。なんでか分かる?』
『僕が色々と報告してるからだよ。ハハッ』
『もはや体を売る意味がないって気付かないで売りまくって、痛い子だね』
『家電の営業やめてさ、体の営業した方が稼げるんじゃない?』
『毎月店長とマネージャーが集まる会議があるんだけどね、必ず名前が挙がるよ』
『次は誰が食べようか、って』
『あ、でも、体を売ってるから今でも働けてるんだよね。枕営業成立してるのか』
『じゃなきゃこんな使えない猿、残しておくわけないよね』
『たくさんのおじさんと寝た甲斐あったね』
やべえだろ、それバラしちゃ。
また人が辞めていく。
家電コーナー失くす気なのかよ。
飯島がひどく傷付いた顔をしているのは誰が見ても一目瞭然。
まだ25,6の若い女にそこまで言うか、普通。
やばい奴だ。
高木マネージャーはこの店で1番、やばい奴。
それから30分くらい経った今、寺内は高木マネージャーに連れられて俺らだけになった。
4時を回ろうってとこで安井が誰かに電話をかけているらしいが、相手は出ない模様。
この時間には誰も出ないだろうよ。
携帯をしまってぐしゃぐしゃと頭を掻いた後、思い切りインカムを床に投げつけた。
物に当たるな。
みんなムカついてるし不安もあるんだから。
ここまで荒れたのって初めてじゃねーかな。
安井も、この店も。
『おばさんと新人の間に入って問題が起きるたび楽しんでるよね』
『どう?今も楽しい?』
『僕はすごく楽しいよ』
『やっと、仕返しができる時間ができて』
『ウチのリーダーってうるさいからさ。邪魔で仕方ない。大きな荷物』
『飯島さんって、枕営業が得意なんだっけ』
『よく聞いてるよ、本社の方から』
『でも全然立場上がらないね。なんでか分かる?』
『僕が色々と報告してるからだよ。ハハッ』
『もはや体を売る意味がないって気付かないで売りまくって、痛い子だね』
『家電の営業やめてさ、体の営業した方が稼げるんじゃない?』
『毎月店長とマネージャーが集まる会議があるんだけどね、必ず名前が挙がるよ』
『次は誰が食べようか、って』
『あ、でも、体を売ってるから今でも働けてるんだよね。枕営業成立してるのか』
『じゃなきゃこんな使えない猿、残しておくわけないよね』
『たくさんのおじさんと寝た甲斐あったね』
やべえだろ、それバラしちゃ。
また人が辞めていく。
家電コーナー失くす気なのかよ。
飯島がひどく傷付いた顔をしているのは誰が見ても一目瞭然。
まだ25,6の若い女にそこまで言うか、普通。
やばい奴だ。
高木マネージャーはこの店で1番、やばい奴。
それから30分くらい経った今、寺内は高木マネージャーに連れられて俺らだけになった。
4時を回ろうってとこで安井が誰かに電話をかけているらしいが、相手は出ない模様。
この時間には誰も出ないだろうよ。
携帯をしまってぐしゃぐしゃと頭を掻いた後、思い切りインカムを床に投げつけた。
物に当たるな。
みんなムカついてるし不安もあるんだから。
ここまで荒れたのって初めてじゃねーかな。
安井も、この店も。