職場恋愛
side 結
6時になって、つり目さんとりんちゃんさんのスマホのアラームがガンガン鳴り響いてだいぶうるさい。全然起きないし。
こういう場合起こすのはあり?
7時には出発するわけだし、いいよね?
「つり目さん、りんちゃんさん、起きてください」
「「…………」」
微動だにしない。
あっちの部屋の人たちは起きてるのかな…。
山野さんは起きてるだろうけど。
どうしよう……。
「つり目さん、つり目さん!」
……起きないぃ。
航、起きてるかな…。
ピンポーン
「あ、結、おはよう」
起きてた!!嬉しい!
「おはよう。寝れた?島田さんも起きてる?」
「寝れたよ。起きてる。でも山野さんがどっか行っちゃってて」
「え?うそ、どこ行ったんだろ。私さっき1人で朝風呂行ったんだけど、山野さんもいてね、一緒に戻ったんだよ」
「1人で行ったの?やるね」
それ褒めるとこ?
「つり目さんたち起きてないの?」
「あ、そうなの。起こしてみたんだけどダメで、寂しくなってこっち来た」
「もー結かわいいっ」
ギュッって。
自然なハグを…。
ドキドキするから不意打ちはやめてよ…。
「ゆーちゃん鍵貸して」
ギクッ
気配を消して近付くのもやめてください。
「わわわわわわわわ、ののののろけとかそそそそそんな、これには何の意味もな…」
「鍵」
「はっはい!」
怒っ…てる…?
私の部屋の鍵を渡したら目を合わせることもお礼を言うこともなく隣の部屋の鍵を開けて、また私の手に戻された。
「なんかあったのかな」
航が首を傾げて呟いた。
「だ、だよね?怒ってるよね?」
6時になって、つり目さんとりんちゃんさんのスマホのアラームがガンガン鳴り響いてだいぶうるさい。全然起きないし。
こういう場合起こすのはあり?
7時には出発するわけだし、いいよね?
「つり目さん、りんちゃんさん、起きてください」
「「…………」」
微動だにしない。
あっちの部屋の人たちは起きてるのかな…。
山野さんは起きてるだろうけど。
どうしよう……。
「つり目さん、つり目さん!」
……起きないぃ。
航、起きてるかな…。
ピンポーン
「あ、結、おはよう」
起きてた!!嬉しい!
「おはよう。寝れた?島田さんも起きてる?」
「寝れたよ。起きてる。でも山野さんがどっか行っちゃってて」
「え?うそ、どこ行ったんだろ。私さっき1人で朝風呂行ったんだけど、山野さんもいてね、一緒に戻ったんだよ」
「1人で行ったの?やるね」
それ褒めるとこ?
「つり目さんたち起きてないの?」
「あ、そうなの。起こしてみたんだけどダメで、寂しくなってこっち来た」
「もー結かわいいっ」
ギュッって。
自然なハグを…。
ドキドキするから不意打ちはやめてよ…。
「ゆーちゃん鍵貸して」
ギクッ
気配を消して近付くのもやめてください。
「わわわわわわわわ、ののののろけとかそそそそそんな、これには何の意味もな…」
「鍵」
「はっはい!」
怒っ…てる…?
私の部屋の鍵を渡したら目を合わせることもお礼を言うこともなく隣の部屋の鍵を開けて、また私の手に戻された。
「なんかあったのかな」
航が首を傾げて呟いた。
「だ、だよね?怒ってるよね?」