職場恋愛
山ちゃんは自分が1番正しいっていつも思ってて、それを曲げることは絶対にないからさっき山ちゃんが中ちゃんに言った『違うことは違うと言え』っていうのは山ちゃん本人には通用しない。
相手に違うと思われるようなことは責めないから。
ちゃんと裏を取ったりその人を分析したのちに問いただすような人だから。
まぁ、言ってる本人に通じないって説得力ないし問題だけど、それが山ちゃんだから。
むしろ、山ちゃんに指摘されたことが間違っていた試しがない。
仮に間違えていたとしても、山ちゃんはしっかり謝って反省して直してくれる人だと思うから大丈夫なんだよね。
だから多分、、、
この後山ちゃんがいなくなったらまた中ちゃんによる山ちゃんの陰口がスタートすると思う。
それを分かってるんだろうなー。
『俺は悪くないって思ってる』って、そういうことだよな。
中ちゃん、相手が悪かったな。
山ちゃんに喧嘩売っちゃうとかただの馬鹿。
「すみませんでした。反省します、ごめんなさい」
なんていうか、早く消えろって思ってるみたいな謝罪。
顔を見てない俺にすら分かる言い方なのに、山ちゃんは何も言わず休憩室から出たっぽい。
…不毛だと感じたのだろうか。
「あーあー。本当やだ。なんか俺にだけ当たり強くないすか?なんであそこまで言われるのか分からないんすけど」
ほらね、始まった。
「違うから否定したのに、決め付けられたら意味ないじゃないですか。何言ってんだクソリーダー」
あーあー、はこっちのセリフだよ。
つり目さんとかりんちゃんとか森ちゃんとか、ベテラン組がいなくてよかったな。
まぁでも、しまがいるから全部流れるだろうけど。
「ねぇ中ちゃん」
「ん?なに?」
やっとここから出れるとドアノブに手をかけたらしまが中ちゃんに声をかけた。
部署違いの同期だからタメ口なんだよね。
「なんでさっき本人にクソリーダーって言わなかったの?俺が言ってきてあげよっか?」
「えっやめてよ、殺される」
「ここでクソリーダーって言っちゃったら山ちゃんが全部正しかったって自分で証明してるようなもんだよ?分かんないの?」
「は?何が言いたいの?」
中ちゃんはお馬鹿ちん。素直、あほ。
BAB。バカアホボケ。
「中ちゃんの言い分が正しければ、クソリーダーなんて言葉使うわけないじゃん」
「なんで?決め付けてきたのあっちじゃん」
「…もういいや、めんどくさい」
「え、最後まで教えてよ、気になる」
こうしてまた1人無言で休憩室を出て行ったのであった。
俺が休憩室に入ると、中ちゃんが猛スピードで駆け寄ってきた。
「ねぇ、俺悪い?悪くないよね?」
うん、ダメだこいつ。
どう考えたってお前が悪い。
やっぱり山ちゃんは正しいよ。
「知らない」
この答えが1番安全かな。
相手に違うと思われるようなことは責めないから。
ちゃんと裏を取ったりその人を分析したのちに問いただすような人だから。
まぁ、言ってる本人に通じないって説得力ないし問題だけど、それが山ちゃんだから。
むしろ、山ちゃんに指摘されたことが間違っていた試しがない。
仮に間違えていたとしても、山ちゃんはしっかり謝って反省して直してくれる人だと思うから大丈夫なんだよね。
だから多分、、、
この後山ちゃんがいなくなったらまた中ちゃんによる山ちゃんの陰口がスタートすると思う。
それを分かってるんだろうなー。
『俺は悪くないって思ってる』って、そういうことだよな。
中ちゃん、相手が悪かったな。
山ちゃんに喧嘩売っちゃうとかただの馬鹿。
「すみませんでした。反省します、ごめんなさい」
なんていうか、早く消えろって思ってるみたいな謝罪。
顔を見てない俺にすら分かる言い方なのに、山ちゃんは何も言わず休憩室から出たっぽい。
…不毛だと感じたのだろうか。
「あーあー。本当やだ。なんか俺にだけ当たり強くないすか?なんであそこまで言われるのか分からないんすけど」
ほらね、始まった。
「違うから否定したのに、決め付けられたら意味ないじゃないですか。何言ってんだクソリーダー」
あーあー、はこっちのセリフだよ。
つり目さんとかりんちゃんとか森ちゃんとか、ベテラン組がいなくてよかったな。
まぁでも、しまがいるから全部流れるだろうけど。
「ねぇ中ちゃん」
「ん?なに?」
やっとここから出れるとドアノブに手をかけたらしまが中ちゃんに声をかけた。
部署違いの同期だからタメ口なんだよね。
「なんでさっき本人にクソリーダーって言わなかったの?俺が言ってきてあげよっか?」
「えっやめてよ、殺される」
「ここでクソリーダーって言っちゃったら山ちゃんが全部正しかったって自分で証明してるようなもんだよ?分かんないの?」
「は?何が言いたいの?」
中ちゃんはお馬鹿ちん。素直、あほ。
BAB。バカアホボケ。
「中ちゃんの言い分が正しければ、クソリーダーなんて言葉使うわけないじゃん」
「なんで?決め付けてきたのあっちじゃん」
「…もういいや、めんどくさい」
「え、最後まで教えてよ、気になる」
こうしてまた1人無言で休憩室を出て行ったのであった。
俺が休憩室に入ると、中ちゃんが猛スピードで駆け寄ってきた。
「ねぇ、俺悪い?悪くないよね?」
うん、ダメだこいつ。
どう考えたってお前が悪い。
やっぱり山ちゃんは正しいよ。
「知らない」
この答えが1番安全かな。