職場恋愛
side 佐久間



ミーティングが終わって各部署が各休憩室に移動した。


待って、明日から山ちゃんいないんだよね。
急すぎて付いていけないんだけど。



「やーー!山ちゃんすげぇな!!まだ若いのにすげぇすげぇ」


いや、なんでお前。


「しま、お前は一旦家電に帰れ」



「え、やだ」



「なんで」



マネージャーに指名された格上の人にタメ口で反抗できるしまも十分すごいよ。




「安井さんの怒り狂った顔が怖かったから〜」


しまはアッハッハと笑っている。
なぜそこで笑うんだろうか…。不思議な人間だ。



「嘘つけよ。お前に怖いって感覚ないだろ」



「え、なんで知ってんの?俺が怖いのは山ちゃんだけ〜〜」


また、楽しそうなやつ。



はいはい、と軽く流した直後山ちゃんのスマホが鳴った。



「なんだ、ブスー」



りんちゃんか。
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