職場恋愛
side 結
『じゃ、よろしくー』
と車を走らせていったりんちゃんさんたちと別れて、会いたくない人と向かい合っている私。
りんちゃんさんには謎に怒られたしつり目さんは何もフォローしてくれなかったし。
今すぐ逃げ出してどこか知らない土地へ行きたいよ。
数メートル先にいる航が割と早足で私に向かって歩いてくるものだからつい身構えてしまう。
でも航は私のことなんか見ないでさっと通り過ぎてしまった。
「帰ろ」
そう冷たく言って。
帰宅直後真っ先にキッチンの換気扇に向かった航。
がちゃんと換気扇を回して取り出したのはタバコ。
家で吸うとこ、初めて見た。
玄関に立ち尽くしたままの私に目を向けることもなく煙を吐き出している姿はまるで怒っているみたい。
いや、怒るか、そりゃ。
この時間だし、そもそも距離置きたいとかふざけたこと言ったの私だし。
がちゃん、と。
換気扇を切って私に気付いたのか、『座れば?』とだけ言われた。
はぁー。
なんか疲れる。
『じゃ、よろしくー』
と車を走らせていったりんちゃんさんたちと別れて、会いたくない人と向かい合っている私。
りんちゃんさんには謎に怒られたしつり目さんは何もフォローしてくれなかったし。
今すぐ逃げ出してどこか知らない土地へ行きたいよ。
数メートル先にいる航が割と早足で私に向かって歩いてくるものだからつい身構えてしまう。
でも航は私のことなんか見ないでさっと通り過ぎてしまった。
「帰ろ」
そう冷たく言って。
帰宅直後真っ先にキッチンの換気扇に向かった航。
がちゃんと換気扇を回して取り出したのはタバコ。
家で吸うとこ、初めて見た。
玄関に立ち尽くしたままの私に目を向けることもなく煙を吐き出している姿はまるで怒っているみたい。
いや、怒るか、そりゃ。
この時間だし、そもそも距離置きたいとかふざけたこと言ったの私だし。
がちゃん、と。
換気扇を切って私に気付いたのか、『座れば?』とだけ言われた。
はぁー。
なんか疲れる。