職場恋愛
俺ははっきり言ってこの2人が苦手だ。
山野を苦手なのとはまたちょっと違う。
なんつーか、ガラ悪いよね。
性格悪そう。ただ、それが岩木さんと飯島みたいにバカ丸出しな性格の悪さじゃなくて、計算し尽くした頭のいい悪さっていうか。
考えてることが見えなさすぎて関わりたくない。
若干、ひょろ長もやしはそれに合わせてる感あるんだけど。
俺そこまで関わったことないし。
現に名前忘れられてるし。名札付けてんのに。アホか。
まぁ、要は、女はみんな性格悪いってこと。
「りんちゃんたちが来るなら荒木ちゃんも来ると思ってた」
ふと思い出したように島田が荒木の名前を出したら、なんとなく場の空気が凍った気がしたぞ。
またなんかやらかしたのか?あいつ。
「あー…ゆーちゃんね」
ひょろ長もやしが口の横をぽりぽりかいて林にヘルプを求めている。
「来ないよ、あたしたちが旅行やめたの、ゆーちゃんのせいだもん」
「いや、そんなことはないけど!りん!言い方!」
「え?だって本当じゃない?あんな態度取られて合わせてあげられるような優しい先輩じゃないのよ」
ほらね、性格悪い。
「えー、荒木ちゃんそんな態度悪かったんだ」
「すごかったよ。こっちはこうちゃんとギクシャクしてるのを気遣って話しかけたり気を紛らわせようとしてたのに、ムッスーって」
「荒木ちゃん心臓だけは強いっすから。てかギクシャクって?」
「ほら!りん!拡散するなよ!しまに言ったら全部広がるじゃねーか!」
「広まればいいよ。あたしを敵に回すってそーゆーこと」
うーーわ、まじ性格悪いわ。女の世界こえーな。
「だってバカらしくない?優しくしたところで、あっちはなんとも思わないどころか敵意向けて来るんだから」
山野はなんでこの女が好きなんだ。
ひょろ長もやしも、こんなのとつるんでたら悪影響だろうに。
「そーじゃなくてさぁ!大体、お前がこうちゃんと楽しそうにしてたからゆーちゃんがヤキモチ焼いたんだろ?」
「え?なんで?」
わしゃわしゃと、頭をかきまくって髪型爆発してるひょろ長もやしは一応荒木の味方らしい。
「は!?なんでって!?」
「なんであたしにヤキモチ焼くの?あたし彼氏いるんですけど」
「全員知ってるわ!」
「えぇ!?それであたしにまで牙むいてたってこと!?」
驚きのあまり笑っている林はやっぱりガラ悪い。
「ないないないない!!あたしがこうちゃんに惚れるとか、こうちゃんがあたしに惚れるとか、ないない!」
「声がでかい!!!」
夫婦漫才かって。
「俺は分かってるよ、そんなこと。でもゆーちゃんは心が繊細なの!お前らよりピュアなの!分かる!?」
「勘違いも甚だしいよね!笑っちゃう!はははっ、じゃあそれ、勝手に勘違いしてこうちゃんに当たってギクシャクしてって、自爆じゃないの!?やっば!あたしはてっきりつり目に惚れてその件で揉めてるんだとばかり!ははっ、あたしバカじゃーん」
「だから!!声がでかいって!!」
わちゃわちゃと騒がしい奴。
これだからあの林っていう女は男社会の携帯コーナーで生きられるんだな。
むしろ逆に、家電では生きられないタイプ。女と衝突するから。
山野を苦手なのとはまたちょっと違う。
なんつーか、ガラ悪いよね。
性格悪そう。ただ、それが岩木さんと飯島みたいにバカ丸出しな性格の悪さじゃなくて、計算し尽くした頭のいい悪さっていうか。
考えてることが見えなさすぎて関わりたくない。
若干、ひょろ長もやしはそれに合わせてる感あるんだけど。
俺そこまで関わったことないし。
現に名前忘れられてるし。名札付けてんのに。アホか。
まぁ、要は、女はみんな性格悪いってこと。
「りんちゃんたちが来るなら荒木ちゃんも来ると思ってた」
ふと思い出したように島田が荒木の名前を出したら、なんとなく場の空気が凍った気がしたぞ。
またなんかやらかしたのか?あいつ。
「あー…ゆーちゃんね」
ひょろ長もやしが口の横をぽりぽりかいて林にヘルプを求めている。
「来ないよ、あたしたちが旅行やめたの、ゆーちゃんのせいだもん」
「いや、そんなことはないけど!りん!言い方!」
「え?だって本当じゃない?あんな態度取られて合わせてあげられるような優しい先輩じゃないのよ」
ほらね、性格悪い。
「えー、荒木ちゃんそんな態度悪かったんだ」
「すごかったよ。こっちはこうちゃんとギクシャクしてるのを気遣って話しかけたり気を紛らわせようとしてたのに、ムッスーって」
「荒木ちゃん心臓だけは強いっすから。てかギクシャクって?」
「ほら!りん!拡散するなよ!しまに言ったら全部広がるじゃねーか!」
「広まればいいよ。あたしを敵に回すってそーゆーこと」
うーーわ、まじ性格悪いわ。女の世界こえーな。
「だってバカらしくない?優しくしたところで、あっちはなんとも思わないどころか敵意向けて来るんだから」
山野はなんでこの女が好きなんだ。
ひょろ長もやしも、こんなのとつるんでたら悪影響だろうに。
「そーじゃなくてさぁ!大体、お前がこうちゃんと楽しそうにしてたからゆーちゃんがヤキモチ焼いたんだろ?」
「え?なんで?」
わしゃわしゃと、頭をかきまくって髪型爆発してるひょろ長もやしは一応荒木の味方らしい。
「は!?なんでって!?」
「なんであたしにヤキモチ焼くの?あたし彼氏いるんですけど」
「全員知ってるわ!」
「えぇ!?それであたしにまで牙むいてたってこと!?」
驚きのあまり笑っている林はやっぱりガラ悪い。
「ないないないない!!あたしがこうちゃんに惚れるとか、こうちゃんがあたしに惚れるとか、ないない!」
「声がでかい!!!」
夫婦漫才かって。
「俺は分かってるよ、そんなこと。でもゆーちゃんは心が繊細なの!お前らよりピュアなの!分かる!?」
「勘違いも甚だしいよね!笑っちゃう!はははっ、じゃあそれ、勝手に勘違いしてこうちゃんに当たってギクシャクしてって、自爆じゃないの!?やっば!あたしはてっきりつり目に惚れてその件で揉めてるんだとばかり!ははっ、あたしバカじゃーん」
「だから!!声がでかいって!!」
わちゃわちゃと騒がしい奴。
これだからあの林っていう女は男社会の携帯コーナーで生きられるんだな。
むしろ逆に、家電では生きられないタイプ。女と衝突するから。