職場恋愛
私の突然の涙腺崩壊にも優しく接してくれる航は本当にどこまでも優しくて何度でも惚れ直してしまう。

そんな航に甘えて思う存分泣いた私は心なしか気分が軽くなった気がして楽になっていた。

「さぁさぁ、お食べ」

お母さんみたいな優しさで包んでくれるこの人はどんな風に育ったんだろう。

どうやったらこんな素晴らしい人間になれるのか…。

「いただきます」

2度目のいただきますをして冷めてしまったおかずを食べた。

冷めても美味しいって天才か。
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