ヘップバーンに捧ぐ
可愛い後輩2人との楽しい、
ランチタイムが終わり、
午後が始まった。

お盆休み前なので、皆んな
連休が明けに、仕事を持ち越さないように
必死である。

忙しい皆さんのサポートが
私の仕事であるから、連動して私も忙しくなる。

けれど、有給など上手く使い
早くから夏休みを取っている人もいるため
仕事量が激増したわけではなかった。

まぁ、お盆って言っても、
御墓参り行くぐらいで
特に何もする事もないけど
せっかくの休みなので、読書に勤しむのも良さそうだ。

なんて考えながら、帰路に着こうと
エントランスをくぐると、
声を掛けられた。

そして、冒頭に戻る。
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『美波さんでいらしたかしら?

少し、宜しいです?

お時間は取らせませんから』

誰だ、こんな美人。
私の知り合いには、いない顔のはず。

「あのー、
どちら様ですか?」

『申し遅れましたわ。
私、東洞 理沙子と申します。





翔駒さんの婚約者です』






危険フラグ立ったー!

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