ヘップバーンに捧ぐ
取り敢えず、鬼瓦権蔵(?)は
退散した。

敢えて、両親ことを知っている風なのは
つっこまなかった。
だって、私を育てたのは
紗英ちゃんただ一人だから。
ただ、調べられているのは確かだから
用心しておこう。

恐る恐る、振り返ってみると
ギャラリーが出来ていた。
まぁいいや、かーえろっ!
脱兎のごとく。
今日は、嫌な出来事が多かったから
ぱぁっーと、飲んで忘れようと
駅ビルの中の居酒屋を目指した。



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