ヘップバーンに捧ぐ
『あぁーいらっしゃい!
カウンター空いてるよ!』
「ありがとう!今日も暑かったね〜。
取り敢えず、生と砂肝味噌炒めと
タコワサちょうだいー♡」
ありつける、あぁー、ありつける
至福の時。
また砂肝味噌炒め美味しいんだよ
これがまた。
火曜日だけど、今日は
明日のためのエネルギーチャージだ。
飲もう。そうだ、生を飲もう。
週末は、紗英ちゃんの10回目の命日だ。
しけた顔して、会いに行けない。
気分が滅入っていては、うまくいくものもうまく行かない。
生を、ぐびぃっーと飲んだら
スマホの田所さん(名前をつけてみた)
が震えていた。
「もしもーし!楓ー!どした?」
ASAKURAの大阪支社に昨年移動になった数少ない同期の石原 楓から電話がかかってきた。
彼女は、姉御肌で面倒見が良く、
一人を好む私を一人にしなかった。
最初は、鬱陶しいと思っていたけど
彼女と付き合うたびに
会社での交友関係が広がった。
今となっては、
彼女に足を向けて寝れない。
すごく感謝している。
『咲良〜〜!
久しぶり!元気?夏バテしてない?
ちゃんとご飯食べてる?
変な男に騙されてない?
なんか、日本ヒアリがすごいみたいだけど、刺されてない?』
「お母さんかっ!
内の母親ですら、心配しないのに。
あのね、ヒアリに刺されたら、
全国区のニュースに放送って!
冗談きついよ」
ヒアリって怖すぎるわ!
シャレならんわ!
カウンター空いてるよ!』
「ありがとう!今日も暑かったね〜。
取り敢えず、生と砂肝味噌炒めと
タコワサちょうだいー♡」
ありつける、あぁー、ありつける
至福の時。
また砂肝味噌炒め美味しいんだよ
これがまた。
火曜日だけど、今日は
明日のためのエネルギーチャージだ。
飲もう。そうだ、生を飲もう。
週末は、紗英ちゃんの10回目の命日だ。
しけた顔して、会いに行けない。
気分が滅入っていては、うまくいくものもうまく行かない。
生を、ぐびぃっーと飲んだら
スマホの田所さん(名前をつけてみた)
が震えていた。
「もしもーし!楓ー!どした?」
ASAKURAの大阪支社に昨年移動になった数少ない同期の石原 楓から電話がかかってきた。
彼女は、姉御肌で面倒見が良く、
一人を好む私を一人にしなかった。
最初は、鬱陶しいと思っていたけど
彼女と付き合うたびに
会社での交友関係が広がった。
今となっては、
彼女に足を向けて寝れない。
すごく感謝している。
『咲良〜〜!
久しぶり!元気?夏バテしてない?
ちゃんとご飯食べてる?
変な男に騙されてない?
なんか、日本ヒアリがすごいみたいだけど、刺されてない?』
「お母さんかっ!
内の母親ですら、心配しないのに。
あのね、ヒアリに刺されたら、
全国区のニュースに放送って!
冗談きついよ」
ヒアリって怖すぎるわ!
シャレならんわ!