だいじなもの。


「折角休みなんだし出かけようか」


2人で食器を洗いながら提案する。


「煌仕事は?」

「俺も休み」


というか休みになるように調節した。


「気分転換しに行こうか」


俺の提案に笑顔になったのを承諾を捉え支度をして家を出た。



どこに行くのか何度も聞かれたが秘密と答え目的地まで向かう。



車を走らせて1時間。


着いた先は・・・・・



「海だ~!」


車から降りてテンションが上がりながらはしゃいでいる奈緒を見て来てよかったと思う。


「入る?」


季節真っただ中もあり海水浴場には人で溢れ返っている。


「え、でも着替え持ってきてないし・・・・・」


落ち込む奈緒にトートバックを渡す。


「なんで!?」


中身を見て驚いている。


「そりゃ海に来るんだから必要だろ?」



腑に落ちていない奈緒をと一緒に海へと向かった。
< 62 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop