極上初夜は夫婦のはじまり~独占欲強めな社長ととろ甘結婚いたします~
急にこんな展開になったのだから指輪なんて準備していなくて当然なのに、涼我はパーマのかかった前髪をかき上げて申し訳なさそうな顔をする。
「指輪も明日用意して、やり直すよ。一世一代のプロポーズにするから」
「フフ……」
「なに笑ってんだよ。和奏、返事は?」
王子様がお姫様にするような、片膝をついてプロポーズされるのが夢だった。
だけど今のこのシチュエーションはなにか違うし、うれしそうにしている涼我が微笑ましくて小さく笑い声が出てしまった。
夢と違っていてもいい。
涼我を失うなんて考えられないし、涼我なら私のベタな夢くらい叶えてくれる。
事実、プロポーズをやり直す宣言をしてくれているのだから。
「よろしくお願いします」
ハニカミながら返事をすると、涼我が満面の笑みで私を抱きしめる。
「交際ゼロ日婚って、こういうのを言うのかな?」
「はは。そうだな」
「恋愛も結婚も無理だとあきらめかけてた私が、まさかそれをやっちゃうなんてね」
こんな急展開もあるものなのだと改めて驚きだ。
感慨もひとしおの中、抱き合っていた涼我と再び視線がぶつかる。
「ヤバい。うれしい」
「私も」
再びキスを交わすと、お互いの熱い息が混じり合って気持ちが余計にたかぶった。
「帰ろう。俺の家に」
「え?」
「和奏の家には今日は帰さないし、寝かせないけどな」
その意味がすぐにわかって、顔が一気に赤くなる。
でも実は私も同じ気持ちで、今夜は朝まで涼我にくっついていたい。
「指輪も明日用意して、やり直すよ。一世一代のプロポーズにするから」
「フフ……」
「なに笑ってんだよ。和奏、返事は?」
王子様がお姫様にするような、片膝をついてプロポーズされるのが夢だった。
だけど今のこのシチュエーションはなにか違うし、うれしそうにしている涼我が微笑ましくて小さく笑い声が出てしまった。
夢と違っていてもいい。
涼我を失うなんて考えられないし、涼我なら私のベタな夢くらい叶えてくれる。
事実、プロポーズをやり直す宣言をしてくれているのだから。
「よろしくお願いします」
ハニカミながら返事をすると、涼我が満面の笑みで私を抱きしめる。
「交際ゼロ日婚って、こういうのを言うのかな?」
「はは。そうだな」
「恋愛も結婚も無理だとあきらめかけてた私が、まさかそれをやっちゃうなんてね」
こんな急展開もあるものなのだと改めて驚きだ。
感慨もひとしおの中、抱き合っていた涼我と再び視線がぶつかる。
「ヤバい。うれしい」
「私も」
再びキスを交わすと、お互いの熱い息が混じり合って気持ちが余計にたかぶった。
「帰ろう。俺の家に」
「え?」
「和奏の家には今日は帰さないし、寝かせないけどな」
その意味がすぐにわかって、顔が一気に赤くなる。
でも実は私も同じ気持ちで、今夜は朝まで涼我にくっついていたい。