極上初夜は夫婦のはじまり~独占欲強めな社長ととろ甘結婚いたします~
「あ、涼我、さっき言ってた急ぎの仕事は?」
「WEB広告な」
「うん、それ」
忘れてはいないようだったが今からとりかかるつもりもないらしく、涼我は静かに笑い、パソコンの電源を切った。
「明日ヒロに任せる。急ぎの案件なら、なおさらアイツの方が早いから」
「きっとふたりしてヒロくんに恨まれるね」
笑い合いながら帰り支度をして、オフィスを後にする。
帰り道、初めて恋人同士として指を絡めて手を繋ぐと、愛おしさが込み上げてきた。
私たちは後日婚姻届を提出し、晴れて夫婦となった。
結婚式を派手にやるのは気恥ずかしいという私の希望もあり、次に涼我が提案したのは、海外でのリゾートウエディングだった。
スペインで挙式し、その後新婚旅行でフランスに渡るプランで、ふたりとも笑顔が絶えず、優雅でとても楽しい旅だった。
とくに教会で永遠の愛を誓った瞬間はすごく感激したし、絶対に一生忘れない。
彼のこの手を離してはいけない。
私を守ってくれる、大きなこの手だけは絶対に ―――
「WEB広告な」
「うん、それ」
忘れてはいないようだったが今からとりかかるつもりもないらしく、涼我は静かに笑い、パソコンの電源を切った。
「明日ヒロに任せる。急ぎの案件なら、なおさらアイツの方が早いから」
「きっとふたりしてヒロくんに恨まれるね」
笑い合いながら帰り支度をして、オフィスを後にする。
帰り道、初めて恋人同士として指を絡めて手を繋ぐと、愛おしさが込み上げてきた。
私たちは後日婚姻届を提出し、晴れて夫婦となった。
結婚式を派手にやるのは気恥ずかしいという私の希望もあり、次に涼我が提案したのは、海外でのリゾートウエディングだった。
スペインで挙式し、その後新婚旅行でフランスに渡るプランで、ふたりとも笑顔が絶えず、優雅でとても楽しい旅だった。
とくに教会で永遠の愛を誓った瞬間はすごく感激したし、絶対に一生忘れない。
彼のこの手を離してはいけない。
私を守ってくれる、大きなこの手だけは絶対に ―――