極上初夜は夫婦のはじまり~独占欲強めな社長ととろ甘結婚いたします~
5.隠れていた真実
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『は!? 今なんて言ったの?』
旅行から帰ってきて五日後、私の様子がなんとなくおかしいと気づいた樹里が電話をしてきた。
あの日の夜に起こったことは、樹里には話しそびれていた。
だけど私とも涼我とも親しい樹里に隠す必要はない気がして、今現在、電話にて暴露中だ。
いきなりの爆弾投下を受けた樹里は驚いたのか、声が一瞬裏返った。
「だ、だから……涼我と蘭々ちゃんがキスしてたの」
『なにそれ』
「なにそれって……いい感じっていうか、カップル成立かも」
『信じられない、涼我のヤツ!』
電話越しでもわかるほど、樹里があきれ果てたトーンの声を出した。
『バカじゃないの?』とかなんとか、聞き取れないくらいの音量でその後もブツブツとつぶやいている。
ふたりが付き合うのは反対なのか、樹里はかなりイラついていた。
『は!? 今なんて言ったの?』
旅行から帰ってきて五日後、私の様子がなんとなくおかしいと気づいた樹里が電話をしてきた。
あの日の夜に起こったことは、樹里には話しそびれていた。
だけど私とも涼我とも親しい樹里に隠す必要はない気がして、今現在、電話にて暴露中だ。
いきなりの爆弾投下を受けた樹里は驚いたのか、声が一瞬裏返った。
「だ、だから……涼我と蘭々ちゃんがキスしてたの」
『なにそれ』
「なにそれって……いい感じっていうか、カップル成立かも」
『信じられない、涼我のヤツ!』
電話越しでもわかるほど、樹里があきれ果てたトーンの声を出した。
『バカじゃないの?』とかなんとか、聞き取れないくらいの音量でその後もブツブツとつぶやいている。
ふたりが付き合うのは反対なのか、樹里はかなりイラついていた。