極上初夜は夫婦のはじまり~独占欲強めな社長ととろ甘結婚いたします~
渡すものは早めに渡してしまわないと、きっかけを失ってしまう。
そう思い、持参した紙袋の中からお土産を取り出してテーブルの上に置いた。
「えっと……三浦さんの好みがわからなかったので、適当に選んじゃったんですけど――」
私が話し始めたのに三浦さんはキッチンの方へ足早に歩いていってしまう。
タイミングが悪かったのか、声は聞こえていたはずだけれど、振り向いてはくれなかった。
「ごめんね。ちゃんと聞いてるよ」
三浦さんがキッチンの方から返事をしてくれた。
「和奏ちゃんをもてなそうと料理をしててね。鍋の火加減を見てた」
そう言いながら、三浦さんはニコリと笑ってお茶の入ったグラスを持ってきた。
「料理、ですか?」
「和奏ちゃんはお土産を買ってきてくれたのに、僕はアメリカ土産を買えなかったから、せめておもてなしに手料理でも」
キッチンの様子は見えないけれど、換気扇が稼働する音がしている。
三浦さんが料理をするなんて意外だったが、ハイスペックな上に料理までできるなんて、素敵すぎてパーフェクトだ。
そう思い、持参した紙袋の中からお土産を取り出してテーブルの上に置いた。
「えっと……三浦さんの好みがわからなかったので、適当に選んじゃったんですけど――」
私が話し始めたのに三浦さんはキッチンの方へ足早に歩いていってしまう。
タイミングが悪かったのか、声は聞こえていたはずだけれど、振り向いてはくれなかった。
「ごめんね。ちゃんと聞いてるよ」
三浦さんがキッチンの方から返事をしてくれた。
「和奏ちゃんをもてなそうと料理をしててね。鍋の火加減を見てた」
そう言いながら、三浦さんはニコリと笑ってお茶の入ったグラスを持ってきた。
「料理、ですか?」
「和奏ちゃんはお土産を買ってきてくれたのに、僕はアメリカ土産を買えなかったから、せめておもてなしに手料理でも」
キッチンの様子は見えないけれど、換気扇が稼働する音がしている。
三浦さんが料理をするなんて意外だったが、ハイスペックな上に料理までできるなんて、素敵すぎてパーフェクトだ。