吹魂


何度か吹いていたが音はなかなか出なかった。



「ん…難しいですね…。」



「口はしっかりしてるからなぁ…息をちゃんと入れてみな。」



先輩の言われたとうりに、息をたくさん入れたら音が出た。



ピーッ//



「おぉっ!!出たぁ!」



私は嬉しさのあまり叫んでしまった。



うわっ…恥ずかしいなぁ…。



恥ずかしさのあまりちょっとうつ向いてたら先輩が爆笑していた。



「あははっ!君面白いねぇ!!名前何ていうの?」



「…滝本愛子です。すいません…。」



何故か謝ってしまった。
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