吹魂

どうしても手と足の動きが一緒になってしまって上手く叩けなかった。



「あー!!もうワケ分かんないです!!難しすぎます~」



あまりの出来なさに叫んでしまった。



あっ、まずい…。
1年なのに偉そうな態度をとってしまった。先輩に怒られる…。
とビクビクしていたが…。



「でも、初めてなのに愛子ちゃん上手だよ!それにパーカスになればもっと叩けるようになるからさ。ねっ♪」



…先輩は怒るどころか私を励ましてくれた。
ホッと安心するのと同時に嬉しく思った。



そして時間になったらしく今日の体験が終わった。



「真優先輩ありがとうございました。パーカスになったらたくさん練習します!!」



「よし!!その意気込み忘れないでね!!頑張れ!!」



『頑張ります!!』と心の中で誓った。
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