Black sweet Darling!《完》
おにぎりを食べ終わった柳瀬蒼士は、こちらに顔を向け聞いてくる。
いつものからかう時の顔とは違う、何だか真剣な表情に心臓がトクンと音を立てた。
「あ…ため息なんてついてませんよ!
つくとしたら毎日嫌味を言うあなたにです。」
あたしは立ち上がり、パンツについた芝を払う。
一応はお客様だもんね、店のこんな状態を知られてはいけない。
て言うかさっきのトクンて何?
「じゃ、じゃあ、失礼します。」
「あ、おい…」
呼び止める声を受け流し、速足でその場を後にした。
いつものからかう時の顔とは違う、何だか真剣な表情に心臓がトクンと音を立てた。
「あ…ため息なんてついてませんよ!
つくとしたら毎日嫌味を言うあなたにです。」
あたしは立ち上がり、パンツについた芝を払う。
一応はお客様だもんね、店のこんな状態を知られてはいけない。
て言うかさっきのトクンて何?
「じゃ、じゃあ、失礼します。」
「あ、おい…」
呼び止める声を受け流し、速足でその場を後にした。