Black sweet Darling!《完》
強情な女
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「本当にやるのか?浅里。」
翌日、開店前にヨージさんを呼び止めて話をした。
この三日考えていた事だ。
「やらせて下さい。何もしないまま待つなんて耐えられません。」
「それは俺もだけど。」
昨日ランチの後ヨージさんには例の件を報告した。
然程驚いた様子もなく、予想していた事みたいだった。
潮時か、と小さく笑うヨージさんに胸が苦しくなった。
絶対loopを守りたい。
30%売上を上げるには、単価を上げるか、客層を広げるか。
だけど店内の落ち着いた雰囲気は崩したくない。
そこであたしが考えたのは、コーヒーのワゴン販売だった。
「でもお前、一人で大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。新しく誰かを雇うわけにもいきませんし。午前は店、午後はワゴン。
なのでちょっと皆んなには負担になっちゃうかもしれませんが…」
店内のスタッフが一人減るとなると、残ったメンバーに負担がかかる。
昨夜話したら、マコちゃんも他のみんなも快く提案を受け入れてくれた。
彼らなら大丈夫。
「本当にやるのか?浅里。」
翌日、開店前にヨージさんを呼び止めて話をした。
この三日考えていた事だ。
「やらせて下さい。何もしないまま待つなんて耐えられません。」
「それは俺もだけど。」
昨日ランチの後ヨージさんには例の件を報告した。
然程驚いた様子もなく、予想していた事みたいだった。
潮時か、と小さく笑うヨージさんに胸が苦しくなった。
絶対loopを守りたい。
30%売上を上げるには、単価を上げるか、客層を広げるか。
だけど店内の落ち着いた雰囲気は崩したくない。
そこであたしが考えたのは、コーヒーのワゴン販売だった。
「でもお前、一人で大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。新しく誰かを雇うわけにもいきませんし。午前は店、午後はワゴン。
なのでちょっと皆んなには負担になっちゃうかもしれませんが…」
店内のスタッフが一人減るとなると、残ったメンバーに負担がかかる。
昨夜話したら、マコちゃんも他のみんなも快く提案を受け入れてくれた。
彼らなら大丈夫。