Black sweet Darling!《完》
店を出たところで、最近よく聞く声に呼び止められた。
「お前朝から晩までよくやるなー。働きアリか?」
この腹立つ物言いは一人しかいない。
「お疲れ様です、柳瀬さん。」
朝から晩までよくやるのはそっちの方だ。
嫌味ばっかり言ってて飽きないのだろうか。
「ちょっと付き合え。」
「え?」
じゃあ、と言って立ち去ろうとしたのに、何なんだ。
疲れてるんだから放っておいてほしい。
あたしの返事を聞く前にスタスタと歩き始める背中を恨みがましく睨む。
「おい、早くしろ」
「あたし帰りたいんですけど!」
「どうせ暇なんだろ。すぐ済む。」
この人には相手の都合なんて存在しないのか。
疲れてそれ以上反抗する気も起きず、あたしは柳瀬さんの背中を追った。
「お前朝から晩までよくやるなー。働きアリか?」
この腹立つ物言いは一人しかいない。
「お疲れ様です、柳瀬さん。」
朝から晩までよくやるのはそっちの方だ。
嫌味ばっかり言ってて飽きないのだろうか。
「ちょっと付き合え。」
「え?」
じゃあ、と言って立ち去ろうとしたのに、何なんだ。
疲れてるんだから放っておいてほしい。
あたしの返事を聞く前にスタスタと歩き始める背中を恨みがましく睨む。
「おい、早くしろ」
「あたし帰りたいんですけど!」
「どうせ暇なんだろ。すぐ済む。」
この人には相手の都合なんて存在しないのか。
疲れてそれ以上反抗する気も起きず、あたしは柳瀬さんの背中を追った。