Black sweet Darling！《完》

まさかの展開

眼が覚めると、そこは知らない部屋で。

ふかふかのベッドは自分のとは比べ物にならないくらい気持ちいい。

頭痛もマシになっている。


…ここ、どこ？


薄暗い部屋をキョロキョロしてると、ガチャリとドアの開く音がした。


「起きたか、寝坊助。」

「…え？柳瀬…さん？」


現れたのはTシャツにスウェット姿の柳瀬さんで、シャワーを浴びた後なのか髪が濡れている。



「あの、あたし…？」


何が何だか全くわからない。

たしか昨日も朝から公園で、セッティングしてたら柳瀬さんが来て…


そこからの記憶がない。



「倒れたんだよ。それから丸3日寝てた。」


誰か嘘だと言ってくれ。

倒れて3日寝っぱなしって…！！


「って言うかここどこなんですか？」

「おれんち。」


本当に誰か嘘だと言ってくれ…！！

倒れて柳瀬さんの家で3日寝っぱなし…！？



「嘘でしょ…」


夢だと思いたい。