Black sweet Darling!《完》
もう一回寝て起きたら自分の家ってオチだったらいいのに…残念ながらそんな都合のいい話はなさそう。


「お前何日寝てなかったんだよ。」

「いや、仮眠は取ってた…つもりなんですけど…」

「アホか。」


半ば呆れ気味にそう言い、ペットボトルの水を渡された。


「ありがとうございます。」


めちゃくちゃ喉が渇いてたからありがたく頂戴する。
3日飲まず食わずだから当たり前か。


だけど何で…


ただの知り合い…同じビルで働いてるだけのあたしを介抱してくれたんだろうか。



「それ飲んだらもう一回寝ろ。話は明日だ。」


頭をポンポンと撫でられ、聞きたいことは色々あったのにそのまま眠ってしまった。
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