【短】sand castles
始まりなんて何処にもなかったのだから。
終わりさえもあるはずがないのだと…ねぇ。
冷え切った言葉の毒で、あたしを麻痺させて?
優しい嘘よりも、深く…。
もっと切り裂いて、壊してしまってよ。
「…あたしの心は………永遠に、先パイのものだよ…?」
零れる一筋の雫。
先の見えない道を歩いて。
蘇ることもないあの日の幻を胸に抱いて。
綺麗なモノなんて、最初から持ち合わせていないから。
「幸せになれ」と微笑んだ裏側で、解ける事のない呪文を掛けた。
「あたしから飛ばされた砂が…いつか先パイの心へと敷き詰められますように…」
終わりさえもあるはずがないのだと…ねぇ。
冷え切った言葉の毒で、あたしを麻痺させて?
優しい嘘よりも、深く…。
もっと切り裂いて、壊してしまってよ。
「…あたしの心は………永遠に、先パイのものだよ…?」
零れる一筋の雫。
先の見えない道を歩いて。
蘇ることもないあの日の幻を胸に抱いて。
綺麗なモノなんて、最初から持ち合わせていないから。
「幸せになれ」と微笑んだ裏側で、解ける事のない呪文を掛けた。
「あたしから飛ばされた砂が…いつか先パイの心へと敷き詰められますように…」