餓死塚
ふいにそらをみると私の目をじーっと見つめてきた。

「何?私に何かついてるノ?」
「ん?いや、ゆいのオッドアイは綺麗か〜って思ったと。ウチのことは気にせんでよかばい!」
「気にせんでって言っても気になるでショ」

私はササッとメガネを掛ける。

私は、このオッドアイが大っ嫌い。
真っ青な左目に黄色の右目。
日本人とアメリカのハーフに産まれた私は、黒髪にオッドアイ、肌白という、アメリカ人によりに産まれた。
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