あなたと私の関係
「お前、いくら相手が高校生とはいえあまりにも不躾すぎるだろう。お前が言うように1周り以上年下とはいえ、何にも分からないほど子供じゃない」
「な…っ!それくらい、分かってるわよ!だからこうしてちゃんとっ」
「ちゃんと、なんだ。"年頃の女"として疑うなら然るべき態度で話し合うくらいのことが出来ないで偉そうにするな。」
「っ、」
ぴしゃりと説き伏せられ、口をつぐむ睦月さん。
「…もういい。今日は帰れ。」
「嫌よ。まだ話は終わってない!」
「終わってないなら、明日に持ち越しだ。…もう寝る」
さっき睦月さんが床に落としたドラッグストアの袋を拾い上げると、ふらふらと覚束無い足取りで寝室へ向かう雨宮さんの背中。
あんなに辛そうでさっきまで必要最低限しか喋ってくれなかったのに、私のせいで無理させてしまった。
申し訳なくて、なんの役にもたてない自分が悔しくて。
……お粥、作ろう。
せめて何か、私に出来ることを探そう。