あなたのことは絶対に好きになれない!
唇が触れ合っていたのは、きっとほんの数秒。

だけど私は、まるで時が止まったかのような感覚に陥った。


「オウ、スケくん……?」

キスの感触が消えない。
心臓がどんどん加速する。


すると彼は。



「俺のこと、好きになれなくてもいいよ。



……それ以上に愛してくれれば」


そう言って、私に再び唇を落としたーー。
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