あなたのことは絶対に好きになれない!
「とりあえず、服脱いだら?」
そう言って、突然、彼は私のブラウスのボタンに手を掛け、外そうとしてくる。
……すっごく意地悪な顔で!
「なにっ、なにっ⁉︎ やっ、やめてくださいっ‼︎」
「おい、夜中にでっかい声出すなって」
言いながら、プチ……とブラウスのボタンを一つ、二つ、外される。
すぐに彼の手を掴んで阻止しようとしたけど、酔いのせいで身体に力が全く入らず、逆に私の手を振り払われてしまう。
「い、嫌っ‼︎」
「耳元で叫ぶなって。分かってるよ。冗談だよ」
そう言ってオウスケくんはブラウスから手を離すけど……。
「じょっ、冗談でそういうことしないでくださ……っ」
声を荒げて彼に抗議しようとしたけれど、抵抗した時に身体を揺らし過ぎたせいか、自分の大声が頭に響いたせいか、はたまたどちらも原因となっているのか、目眩がピークに達した。
「おい、クミ?」
オウスケくんの声が聞こえる。でも、返事をする気力もない。
意識が朦朧とする。
意識が遠のく。
「クミ、水飲め」
オウスケくん……今何か言った……?
「ったく、俺のせいとはいえ世話のかかる……」
彼の声がボンヤリと聞こえた気がした後、唇に柔らかい何かが触れた。
目を開けて確かめる元気もなく、心地良いそれにそのまま身を委ねた。
柔らかい感触と同時に、体内に冷たい水が入ってきて、コク、と飲み込んだ辺りで私の記憶は完全に途切れた。
そう言って、突然、彼は私のブラウスのボタンに手を掛け、外そうとしてくる。
……すっごく意地悪な顔で!
「なにっ、なにっ⁉︎ やっ、やめてくださいっ‼︎」
「おい、夜中にでっかい声出すなって」
言いながら、プチ……とブラウスのボタンを一つ、二つ、外される。
すぐに彼の手を掴んで阻止しようとしたけど、酔いのせいで身体に力が全く入らず、逆に私の手を振り払われてしまう。
「い、嫌っ‼︎」
「耳元で叫ぶなって。分かってるよ。冗談だよ」
そう言ってオウスケくんはブラウスから手を離すけど……。
「じょっ、冗談でそういうことしないでくださ……っ」
声を荒げて彼に抗議しようとしたけれど、抵抗した時に身体を揺らし過ぎたせいか、自分の大声が頭に響いたせいか、はたまたどちらも原因となっているのか、目眩がピークに達した。
「おい、クミ?」
オウスケくんの声が聞こえる。でも、返事をする気力もない。
意識が朦朧とする。
意識が遠のく。
「クミ、水飲め」
オウスケくん……今何か言った……?
「ったく、俺のせいとはいえ世話のかかる……」
彼の声がボンヤリと聞こえた気がした後、唇に柔らかい何かが触れた。
目を開けて確かめる元気もなく、心地良いそれにそのまま身を委ねた。
柔らかい感触と同時に、体内に冷たい水が入ってきて、コク、と飲み込んだ辺りで私の記憶は完全に途切れた。