あなたのことは絶対に好きになれない!
「ん……」
目を覚ますと……
知らない天井が見えた。
どこ、ここ? 私、ベッドの上で寝てるみたいだけど……。
えーと、確かオウスケくんと飲んでて、無理矢理結構飲まされて、具合悪くなって、それで……
「っ!」
色々思い出して、ガバッと上半身を起こす。
そこで更に血の気が引く。
私、着替えてる⁉︎
今着ているのは、私がさっきまで着ていたはずの服じゃなくて、私のものではないTシャツと短パン……。
しかも、ブラジャー外されてる⁉︎
動揺していると、部屋の戸がガチャっと開く。
入ってきたのは、やはりと言うべきか……オウスケくんで。
「ああ、起きた?」
彼もさっきまでのスーツではなく、ラフな部屋着に着替えていた。
私の様子を見にきてくれたのか、手には水の入ったコップを持っている。
私の入っているベッドの脇に腰掛けると、コップを私に渡してくれた。
でも、それを素直に受け取る気にはなれず!
「こ、ここはどこですか⁉︎」
私の質問に、彼はさも当然のごとく、
「俺の家」
と答える。
や、やっぱりそうだよね……⁉︎