あなたのことは絶対に好きになれない!
その後、オウスケくんの後をついていくように、店を出た。


オウスケくんは駅に向かって歩くけど、振り返らないし、何も言わない。

何か、怒ってる?

しばらく気まずかったけど、勇気を出して彼の隣に立ち、「私、何かしてしまいましたか?」と聞いてみる。


「え? いや、別にクミに対しては怒ってないけど」

そう言われ、少し安心したけど、彼の様子や行動がいまいち分からないのは変わらない。
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