桐谷高校殺人投票
☆☆☆
先生からの拍手が聞こえて来るまでの数秒間が永遠のように長く感じられた。
血にまみれた教室内で、あたいしは茫然と立ち尽くしているしかできなかった。
「いやぁ~。すばらしい連携プレイだったねぇ。そろそろ自分たちの立場が自覚できてきたのかなぁ?」
先生は嬉しそうな声で言う。
彩が荒い呼吸をしながら先生を睨み付けた。
『すばらしい連携プレイ』という言葉が頭の中で繰り返される。
あたしは彩を見た。
今、先生に一番近い場所にいるのはあたしだった。
彩と視線がぶつかる。
今度は大和を見た。
大和と視線が交差する。
このままでいいの?
いいわけない。
じゃあどうすればいいの?
先生を殺す。
先生からの拍手が聞こえて来るまでの数秒間が永遠のように長く感じられた。
血にまみれた教室内で、あたいしは茫然と立ち尽くしているしかできなかった。
「いやぁ~。すばらしい連携プレイだったねぇ。そろそろ自分たちの立場が自覚できてきたのかなぁ?」
先生は嬉しそうな声で言う。
彩が荒い呼吸をしながら先生を睨み付けた。
『すばらしい連携プレイ』という言葉が頭の中で繰り返される。
あたしは彩を見た。
今、先生に一番近い場所にいるのはあたしだった。
彩と視線がぶつかる。
今度は大和を見た。
大和と視線が交差する。
このままでいいの?
いいわけない。
じゃあどうすればいいの?
先生を殺す。